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来院者から一言

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◆2013/08/20 29歳女性
・住所:横浜市栄区
・きっかけ:当院HP
・初診日:2013年8月
・主訴:逆子、安産
・治療頻度:週1回
・経過感想など
私は、妊娠8ヶ月(29週)で逆子のために吉岡先生のもとへうかがいました。今回の妊娠は二人目です。上の子も逆子でしたが、里帰りして逆子でも自然分娩のできる病院にてそのまま出産できました。しかし、このたびは里帰りしないため、このままでは帝王切開を避けられません。なんとかして正常に戻したいと思い、鍼灸がよいと口コミで聞き、吉岡鍼灸院に駆け込みました。普段は仕事をしてるので、息子(2歳半)を職場の託児所まで連れて行きます。妊娠が分かってからというもの、(話したわけでもないのですが、何かを感じているのでしょうか、甘えて)抱っこをせがみまったく歩かないので、毎日、職場までの15分は仕方なく抱っこしています。逆子がわかってからはよりお腹が張りやすくなりましたが、それでも無理せざるをえません。こうした中、タイミングよく息子と夫が帰省してしばらく留守になるため、勤務の帰りに治療を受けることにしました。初めての鍼灸でしたが、痛みもなくむしろ気持ちよいと感じるくらいでした。まだ急ぐ時期ではないとのことでしたが、できれば息子の帰る前に戻したかったですし、4日後の日曜日に検診をひかえていたこともあり、木・金と連日の治療となりました。土曜日は、仕事を終えて伺う頃にはこちらが閉まっているため、当初は予定しておりませんでした。2回の治療を終えた段階で、胎動にそうおおきな変化がなかったため、急遽、翌日もすることになりました。そして、3回目にしてはじめて治療中にお腹の赤ちゃんが活発に動くのがわかりました。家に帰ってもかなり動くので「これは!」と思い、家事もせずすぐに寝ることにしました。翌日の定期妊婦健診で逆子が戻っていたのです。確信を持てるほどの実感がなかったので本当にびっくりしました。まだまだ出産までは時間があります。診察(脈診)によれば、臨月の状態にあり、息子のだっこ(要するに無理)が多少たたっているとのこと、9月初旬までは通勤中の息子のだっこがあるので、もしかしたらまた逆子ということもあるそうです(表だった症状がないのでそう心配はないにしても、早産の可能性もゼロではないそうです)。そもそも、鍼灸では逆子の治療があるのではなく、体調を整えていくことで様々な症状に対応していくそうで、安産にもよいとのこと、逆子の予防も兼ねて、これからも行こうと思います。 

◆2013/07/12 39歳女性
・住所:横浜市磯子区
・主訴:流産による心身の不調、つわり、安産
・初診日:2013年3月
・治療頻度:週2~3回
・経過感想など
2013年2月に妊娠9週で稽留流産しました。その後、子宮頚部に組織の癒着があり出血がなかなか止まらなかったこともあり、掻爬手術をおこないました。そのために、妊娠中からあった貧血が、流産による失血によりかなり深刻になりました。心身ともに、なんとなく不調な毎日から抜け出せずにしんどく、そんな状態がすこしでも楽にならないかと受診しました。こちらの鍼灸院を知ったきっかけは、知り合いのすすめでした。HPがあるとのことで、拝見したところ、最初は字が多くてちょっと驚きました。しかし、少し読みすすめると、その時の私にとって興味深いことが多く書かれていました。

治療は、HPに書いてある通りでした。実際のはりきゅう施術は15分ほどで、最初はその前後の問診を含め40分ほど、その後は25分前後です(時々、色々話し込んで結果的に1時間ほどというときもあります[笑])。治療の間隔は、週に1回からはじめましたが、4月に入ってから診察日と施術日が設けられ、1回の治療費が変更されたことで、週に2~3回通うことができるようになりました。通院して3ヶ月ほど過ぎたころ、また妊娠していることがわかりました。流産の後、次の妊娠について考えなくもなかったので、何度となく先生とそんな話をしたこともありましたが、いつも私に話すことは、(これは先日、HPに掲載されましたが[不妊治療について])あくまでも自然に任せることで、妊娠のためにどうするかよりも、夫婦の関係を大切にすることや、体調を整えることが大事で、その先に子供があるものということでした。

今は、無事に妊娠9週を過ぎ、初期の倦怠感や眠気、つわりなどの症状が続いて一日の中でしんどい時間もありますが、治療を続けているせいか、前回よりも全体的に楽で、つわりも前回は稽留流産してしまうような妊娠のため軽かったのですが、今回は順調なためにそうはいかないものの、それでも知り合いから聞いたほどのひどいものはまだありません。できるだけ仕事も続けたいので、妊娠にまつわる症状が楽にすむように、そして、なによりも安産や産後のために、週に2回くらいの間隔で治療を続けています。

 

◆2013/02/12 38歳女性
・住所:横浜市戸塚区
・きっかけ:当院HP
・初診日:2012年7月
・主訴:左下唇の感覚麻痺、運動障害
・治療頻度:週1回
・経過感想など
2012年7月中旬の朝、飲み物を飲もうとコップに口を付けたとき、左下唇の感覚に違和感をもちました。そのまま飲み込もうとすると、唇に力が入らず同じ所から口に入った飲み物が飛び出しそうになりました。ほかに体の不調は感じませんでしたが、昼食時には、同じ所に箸が触れると違和感があり、勝手に唇が下に垂れるように動き、飲み込む際には唇に力が入らず、食べたものが少し飛び出しました。さらに、夜入浴の際には、顔にお湯がかかると、左半分だけ鈍痛を感じるので、それに耐えながら洗髪、洗顔をしました。翌日も症状が改善する兆しが感じられなかったので治療を受けました。
急な症状には集中的な治療が必要とのことで、その日から毎日通いました。治療をうけると症状は軽減しますが、翌日また少し症状が戻るという状況が一週間ほど続いて、唇の症状がほとんど消えました。ただ、顔にお湯がかかった時の違和感は依然として続き、2週間程でようやく軽くなり、その後は隔日に治療し、約3週間程で症状は完全に消えました。
改善するまでの間、症状が一進一退するので不安でしたが、こうしたことが起こるのは何か理由がある以上、薬などで一時的に症状を抑え込むことの不自然さに以前から疑問を持っていましたので、今回の症状でも薬で改善しようとは思いませんでした。

体調が落ち着いたころ、今後、続ける場合の通院間隔を相談しました。治療は、今回のような症状がなくても毎日しても構わないようで、現に症状のひどかった1週目は、変化していく体調を感じていましたのでそのことは理解できました。しかし、時間的、金銭的にそれは現実的ではありませんから、体調を整えるために週に1~2度の間隔で通うことをすすめられました。ただし、治療を続けなければ悪くなるということではなく、また逆に続けることでなにか大きな期待をするものでもないとのことです。そう聞くと一瞬続ける意欲を失いそうになりましたが、考えてみると自分の体のことですから、先生のすすめる方向性を含めて自分で判断すればいいことなのだと思いなおし、週に1度、その後も続けることにしました。
そんな矢先、予定日をすぎても月経がこないことに気づきました。検査の結果、妊娠6週目だとわかりました。それを話すと、今回の奇怪な症状はそのことが引き金になっていたのではないかと言われました。思い起こすと症状がでたのは排卵後の週でしたし、さらにその時期はロンドンオリンピック期間中で、連日連夜、一生懸命中継をみていました。そういうことであれば、ますます今回の症状が起きた理由がはっきりするということでした。
こういう具合に、こちらでの治療は、鍼と灸をするだけではなく、いわゆる病院の問診とは少し違った世間話のようなものもかなりします(毎回、施術をうける前に、先生にいくつか質問をうけます。おもに前回の治療後、帰宅してからや、翌朝の変化などです。それに限らず気づいたことはなんでも話すようにとのことです)。そうしたこともすべて治療には必要なことだと初めから聞いていましたし、現にそのために、私にすらわからなかったことがわかったのですから、日々のささいな出来事も看過できないのだと、あらためて思いました。

妊娠(安産)のことがなくても続けることは決めていましたが、自分(の体)と向き合ういい機会でもありますので、欠かさず通う努力をします。

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