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来院者から一言

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◆2007/02/22 42歳女性(会社員)
・住所:戸塚区汲沢町
・きっかけ:当院HP
・初診日:2006/10
・主訴:寝違い、頭痛、健康維持
・治療頻度:週1回
・経過・ご感想など
☆鍼灸を受けようと思ったきっかけ
5年ほど前より本当に寒い時期を除いて年中冷房のかかっている職場に変わったことがはじまりでした。時を選ばない冷房のために常に体が冷やされていることに加え、定期的に訪れる繁忙期に蓄積される疲労などが主な原因と思われますが、寝違いとそれに伴う頭痛が癖になり、4年ほど前には甲状腺を取るなど少しずつ調子が悪くなっていきました。吉岡鍼灸院に治療を受けに行く1ヶ月ほど前(9月初旬頃[吉岡補記:当院HPの資料室・季節の話「暑気当(しょきあたり)」にも触れていますが、夏の暑さや冷房により体が冷やされたことを感じ出す最初の時期です])より、いつになく首の痛みが続き、10月に入る頃にはついに腰にまで痛みがおよんでしまったので、WEBで整形外科などを探していたところ、偶然目にしたのが〈吉岡鍼灸院〉のホームページでした。以前から鍼はよいらしいと聞いていたので興味もあり、書かれている内容を見ると、痛みがないとあったので、安心できそうだと思い、勇気をだして行ってみる事にしました。☆実際に治療を受けてみると・・・
最初は非常に緊張していましたが、手が軽く触れる感触だけで痛みもなく、お灸の香りで心やすらぎ、あっという間に治療は終わってしまいました。吉岡先生とお話をしている時から首がぽかぽかして動かしやすいのには驚きました。私が思っているよりも悪いと言われてショックでしたが、今はまだそう大きく五蔵のバランスを崩していない(五蔵の気を消耗していない)ので、今のうちに快復させたほうがよいとの事でしたから、しばらく治療をしていくことにしました。ただ、慢性的な疲労は同じように長い時間をかけてあげないとよくはなっていかないそうで、仕事が多忙なため定期的に通えるかが心配でしたが、経過をみながらできる範囲内で通ってみようと思いました。☆経過1
当初、ちょっとした仕事の繁忙期にあたっていたため、しばらくは不定期で通いました。治療をしていただくと首や腰の痛みは取れるのですが、また期間があくと痛くなる、そんな事の繰り返しでした。そこで、週に1回と定期的に通うことにすると、ほどなく痛みがなくなってきました。
そんな中、公私共に多忙にしていた時に、不摂生がたたり寝込んでしまいました。吉岡先生には時間のある時はきちんと休息をとって下さいと言われていたのに、鍼灸に通っていれば大丈夫と過信しすぎた事が原因でした(治療をしていても疲労は疲労ですから・・・)。それ以後、疲労が蓄積している時は少しでも休息するように心がけるようになりました。☆経過2:例年なら・・・
毎年冬になると仕事が本格的な繁忙期に入る事もあり、例年のひどい肩こりや風邪の心配がありました。とくに風邪にはめっぽう弱く、冬の間中症状は抜けず、薬が手放せないのが恒例の事でした。今年は暖かいこともありますが、風邪の症状がでても、軽い症状だけですぐに治るし、なにより一度も風邪薬を飲んでいない事に驚いています。肩こりはやはりありますが、自分でも普段から気にかけるようになり、姿勢を正したりしていることも手伝って、いつもよりは酷くならないような気がします。

☆疑問
患部も触らずに手足や背中に鍼を当てお灸をするだけでどうしてよくなるのか疑問に思い聞いてみると、そもそもこちらが訴える症状は本質的な問題ではなく、それを起こしている体の状態(人のエンジンのような五蔵の変調)そのものがすべての原因として捉え、かつ診察、治療の対象として、その五蔵の(気の)変調を是正するために手足の重要なツボを選びそこに鍼を当てているとのことです。そのために、患部への直接的な治療は基本的にしないのだそうです(「患部の治療だけで治るならば、苦労いらずでたいへん結構なことですし、それだけ軽いという証拠でもあります。それでもなおかんばしくない場合に、つまりは難しい状態にある時にはじめて、こういった観点からの治療をすればよいのではないでしょうか」、とも言われました)。
これが、私たちがよく耳にする〈身体のトータルバランスを整えることによって、本来、人が持っている自然治癒力が高まり、種々の症状が改善されていく〉ことの理由だそうです。

☆経過3:思わぬ事に・・・
昨年の暮れにこの時期特有の植物アレルギーがでてしまい、通例であれば皮膚科で薬をもらうのですが、今回は年末だったためにそれが出来ず、仕方なくその場しのぎに市販の軟膏をつけていました。が、不思議な事に、いつもなら絶対に効かない薬であるにも関わらず、しかも皮膚科の薬を使ったときよりも、症状が早く治まってしまいました。こんな事からも、鍼灸に通っていた(ことによって体の状態がよくなってきた)お陰だと実感させられました(こういった身体の変化に出くわすと、先生には「ひとえに治療室へ足を運ぶ人の努力のたまもの」だと言われます)。

☆適応でも・・・
私の場合、乳腺にしこりがあり、外科では取らなくても問題ないと言われているのですが、先生に相談したところ、それも含めて(先に書いた理由で)対応はしているものの、無くなるかは分からないそうです。鍼灸が適応するものは沢山ありますが、魔法でもないのですし、個々人の身体の状態によって変わってくるものですから、全てが治るという事でもないそうです。ただし、通い続けて治療すれば身体の状態の快復に伴ってよい変化があるかもしれないそうです。今はそれに期待してみようかと思っています(翌年の検診で、見事に消えていました。ありがとうございます)。

☆私にとっての鍼灸とは
吉岡先生には、毎回の治療の際に症状の変化や飲食、大小便、睡眠の状態など体についてのあらゆることを聞かれるので、自分でも健康状態について細かに意識するようになった事はとてもよかったと思っています。鍼灸を受けて5ヶ月になりますが、昨年までの自分の身体とは全く疲れかたが違うのがわかります。今までは年齢のせいで疲労がとれないのだとあきらめていましたが、それは間違いだったと気づきました。もちろん加齢や心身の疲労によっていろいろな症状がでるのはしかたがありませんが、それが鍼灸を続けることで少しでもよい状態に保っていられるのはたいへんありがたい事です。

☆鍼灸に興味がある方へ
吉岡鍼灸院の治療は、痛みもなく丁寧なので安心して受けられます。何より身体のトータルバランスを調えていくので、健康快復、さらには維持増進をしていく事が出来ると思いますし、その過程で自分の持っている様々な症状が少しずつ改善されていきます。偶然は必然とも言いますから、興味のあるかたは一度受けてみたらいかがでしょうか。きっとよい事がありますよ*^^*

☆最後に:止まらない冷房にまつわるエピソード
そもそも私の体をむしばむ冷房がなぜ暑くも無い時期まで(11月頃まで)かかっているのかと先生に疑問をもたれるのは当然の事で、理由としては、同じ職場の若い女性社員が暑がりだからというだけのことなのですが、そのお話をしたところ先生からは思いがけない言葉が返ってきました。いくつかの質問のあとで、その元凶である女性の容姿が「太っている」とか「食べ過ぎ」とか、これについては誰でも想像がつく事ですが、性格的な描写が笑ってしまうほど当たっていて、「率直にものを言う」であるとか、「積極的である意味わがまま」であるけれども「性格は悪くない(悪気はない)」といった事まで、まるで占いかと思うほど的確でした。
また「太っている」人がみな「よく食べる」わけでも「率直」で「積極的」なわけではなく、中には一見「明るく」ても実は心中に本心をしまい込んでいる「消極的」で「お人好し」な、水を飲むだけでも太ってしまう(ストレスでも食べ物でも貯め込んでしまう)人もいるそうです。
「太っている」「痩せている」といった外見や声の大小、高低など、その人の状態(特徴)から類推(想像)しているのだそうです。こういった話からも、「中国医学的な観点」というものがかいま見られますし、また(個人的な感情は抜きに)暑がりの女性を含め人を(別の視点から)理解するうえでも役に立つ気がします。

 

◆2007/02/05 35歳女性(主婦)
・住所:泉区岡津町
・きっかけ:当院HP
・初診日:2006/12
・主訴:つわり、安産、健康維持
・治療頻度:週3回
・経過・ご感想など
【初めての妊娠で、初めての鍼灸(07年1月で妊娠3ヶ月)】

妊娠を周囲に知らせると、「おめでとう」の後に、必ずと言ってよいほど「病気になっても薬が飲めないから大変だね」と言われる。それほど人は薬に頼っているのだとわかるし、〈妊娠=薬が飲めない=薬は体に良くない〉ということも見えてくる。もともと薬嫌いの私だが、妊娠を期にあらためて薬の怖さを実感した。

とはいえ、妊娠中のつわりは本当につらい。一言でつわりと言っても、吐き気、眠気、だるさなどその症状は様々である。風邪くらいならば数日寝ていれば治りもするが、終わりの見えないつわりが毎日続くともなればさすがに何かに頼りたくもなってくる。そこで、今回初めて鍼灸のお世話になることにした。ネットでさんざん調べた結果、吉岡鍼灸院のHPを見て逆子が戻ったという患者さんの声や、生まれてくる赤ちゃんの治療(小児鍼)にも対応していること、また先生の書いていらっしゃる言葉(季節の話:妊婦さんのカゼ・インフルエンザなど)を読み、ここなら安心して通えそうだと思い、足を運ぶことにした。

治療後は、体が軽く、気分もすっきりして楽になり、家事もこなせるようになる。とはいえ、楽な状態がそう長いこと持続するわけではなく、日々の忙しさやその日の体調によってはひどいつわりもたまに襲ってくる。そういうだるくて食事を作るのもやめてしまおうかというほどつらい状態の時には往診もしてくださるので本当に助かる。私の場合は、つわりのひどい部類になるようで、週に3回の治療をお願いして、このつらい時期をなんとか乗り切っている。

そういえば先日、風邪をひいた時もまよわず先生に来ていただき、悪化することもなくやり過ごすことができた。これは鍼灸のおかげかはわからないが、胎児が標準よりも少し大きく育っているようで、つい先日の検診で予定日が若干早まった。

そんなことで、胎児の正常な発育や安産のためにも治療は続けていくつもりではいたが、それだけではなく、産後の肥立ち(体力回復)や健康維持、赤ちゃんの成長も視野に入れて、今後も長いおつきあいをお願いしたいと今は思うようになった。

先生と直接お話していると、日々の生活態度や子育てに欠かせない食生活のことなど参考にすべき点が多く、またHPにもとても興味深い様々なお話が出ており、皆さんにも是非読んでいただきたいと思う。

今は、鍼灸と先生との出会いに感謝しながら、お腹が大きくなりつつあるのを感じている日々である。

 

◆2007/02/04 41歳女性
・住所:戸塚区信濃町
・来院のきっかけ:当院のHP
・初診日:2005/09
・主な症状:手首の痛み、健康管理
・治療頻度:週1回
・経過、ご感想など
吉岡鍼灸院に通うようになって約一年半になります。

きっかけは手首の痛みでした。その二年ほど前に怪我をして整形外科でリハビリを続けていましたが、完治する前に引っ越すことになってしまいました。越してきた横浜の近所の整形外科では思うようなリハビリのできる所が見つからず、困っていた折りに、祖母に連れられ帰省先で初めて鍼灸院に行きました。そうすると痛みが和らぎ、少し楽になったのです。そこで横浜に戻ってからさっそく鍼灸院を探し始めました。といっても電話帳をめくったのでは決められず、インターネットでも検索している時に「吉岡鍼灸院」のホームページにたどり着きました(吉岡鍼灸院は看板が無く、宣伝は口コミとHPだけだそうです)。そこには先生の自己紹介、治療室の様子などがあり、また手首の治療でも全身の病気として診てもらえることや、衣服を脱ぐ際の配慮なども書かれていたので安心して問い合わせることができました。

当初から週に一度の間隔で診てもらっていますが、怪我をしてから時間がたっていましたので、治るのにも時間がかかるだろうと気長に通うつもりでした。ですから焦ることもなく、その都度、体調に合わせて全身を診てもらっているという感じでした。先生の穏やかな対応と鍼灸に対する熱心さ、そして治療後の心地よさで長く通えているように思います。一年ほど経った頃でしょうか。いつの間にか痛みがなくなり、できにくかった動作ができるようになっていました。

今は気になることがあれば診ていただいています。先日も脚立から足を踏み外して足の甲を傷めてしまいましたが、三回ほど診ていただき、痛みがなくなりました。また、小学生の子どもも何度かお世話になったことがあります。派手に転んで首の辺りを傷めた時とやはり転んで手首を傷めた時です。このような急性の怪我は鍼灸の効果も早く表われるように思います。

この冬は、今のところ風邪をひくこともなく元気に過ごしています。暖冬のせいかとも思っていましたが、先日、先生にお話したところ、「少しは鍼灸を続けていることがよかったのかもしれませんね。」と言われました。確かにこれまでとはちがい体調がよいように感じます。それは、日頃から耳にする「治療とは、いらっしゃる方の努力一つです(こちらはその後押しを少しばかりしているだけなのです)」という先生の言葉からも納得されます。これからも自分の体のメンテナンスと考えて定期的に通いたいと思っています。

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