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来院者から一言

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2016年
◆2022/12/28 62歳女性
■住所
戸塚区
■初診日
2022/09/07
■主訴
10年以上の不眠、緊張による外食時の腹痛と下痢
■声
私は15年ほど前に椎間板ヘルニアを患い、数ヶ月もの間、立つことも座ることもできずに、人生をやめてしまいたいと思うほどのどん底状態でした。整形外科を何軒もまわり、それでも改善しないときに知り合いから教えてもらったのがカイロプラクティックケアセンターでした。院長の佐々木先生は、私を根気強く力づけ、完治まで導いてくださいました。以後、先生には全幅の信頼を置き、身体に違和感を覚えた時には施術していただいていました。
今年、ひさびさの腰痛で通院した際に、鍼灸が併設されたことを知りました。院内に掲示してあったポスタ-に、不眠症、下痢が鍼灸の適応症として挙げられているのを見て、本当に鍼灸でよくなるのであればいいなという願いをもちました。
私は、更年期に入ったころから10年以上の不眠に悩んでいました。入眠するまでに3時間以上かかり、眠ってもすぐに目を覚まし、睡眠時間は平均2~3時間ほどだったのではないかと思っています。一度でいいからぐっすり眠ってみたいという思いを切実に思っていました。
そして、もうひとつ。外出中の突発的な下痢を不安に抱えながら過ごしていました。20年以上も前になるのですが、いちど旅先で食後にトイレまで間に合わず、恥ずかしい経験をしたことがトラウマになってしまい、それ以来、外食をすると腹痛がすぐに押し寄せていました。職場での昼食後も必ず腹痛と下痢を繰り返しており、日々深刻に悩んでいました。
吉岡先生とは、カイロの施術中に話す時間が必ずあります。いつも穏やかに、本当に丁寧に納得いくまで細やかにわかりやすく説明してくださるので、信頼しておりました。腰の状態がほとんどよくなってきた頃、思いたって私の状態を相談してみました。「下痢だけなら特に緊張する外食の前日でよいと思うけれど、睡眠までとなると継続的な治療が必要になるので、とにかく3か月通ってみてください」、とのことでした。
治療は毎回、カウンセリングから始まります。まるで世間話をしているような緊張感のない状況を作ってくださり、決して否定せずに、すべて受け止めてもらえるので、安心して現状を伝えることができ、いつも感謝していました。
私が以前に経験した鍼灸は、痛んでいる部位に鍼を刺し、電気を流すものでした。しかし、吉岡先生の鍼灸はまったく違いました。鍼を使ってるんですか?え?これで鍼?正直少し物足りないような・・。これで本当によくなるのかしら?という感じでした。これに対して、お灸はよくわかりました。熱さを感じたら、絶対に我慢せずに言うこと、これは約束です。これだけは先生が強く言われました。お灸は気持ちよく、いつまでも続けていただきたいほど大好きでした。
五蔵を整えるというのでしょうか?いまだによくわかりませんが、「とどこおった気をめぐらせ、くずれた五蔵のバランスを少し是正することが基本となるので、どのような症状でも、それもいくつあっても同じようにやっていくのですよ」、とおっしゃっていました。
治療の結果は、1回目の施術を受けた日から眠ることができました。3か月がすぎた今、毎日快眠ということではないのですが、入眠までの時間を気にすることがなくなりました。時に夜中に目を覚ますことはあるものの、年齢的にそんなものだろうと思えるくらいになっています。不眠の心配はなくなりました。
そして、不思議なことなのですが、下痢がまったくなくなりました。このことが自分の中で本当にうれしくてうれしくてなりません。さらに外食時の食べる量を制限しなくても大丈夫になってきていることにも感謝しています。
それから、これが気のめぐりがよくなったことのひとつなのでしょうか。平熱が35度台のことが多かったのですが、最近は36.3~36.5度台となっております(先生も「きっとそうでしょう」とのことでした)。
この間に、数回の帰省やインプラント手術、職場内のコロナ感染による人員不足などがあってあわただしく、週に1回の治療ができないことも何度かありました。それでも、そのために症状が悪化したり、ほかに不調になることもなく過ごせました。
思ったことは、人は痛い、違和感がある、だるいなどは強く感じるけれど、よくなったことには気づきが遅く、実感は薄いのではないかということです。先生とのカウンセリングの中で、自分自身をふりかえり、よくなっているのだなとあらためて気づかされる時間でもありました。
生活の中で自信が持つことができたので、いったん卒業し、月に1回くらいのペースでメンテナンスしていきたいと思っています。

◆2022/11/23 46歳女性
■住所
三浦郡葉山町
■初診日
2022/08/18
■主訴
新型コロナ感染症の後遺症と思われる諸症状(ブレインフォグ〔脳が熱くふくらむ感じ、頭全体が網をかぶせたようなくもったような具合、後頭部のピリピリ感、考えることができない〕、倦怠感、耳や鼻のつまる感じ〔金属様の音や臭いがよぎる〕)
■声
3月下旬、息子がコロナウイルスに感染したのですが、さいわいにも38度前半の軽い発熱とのどの痛みのみで、一週間弱ですみました。私も同様の症状がでたのですが、なぜかPCR検査では陰性でした。ただ、私だけ当初から気分の落ち込みがひどく、夜は頭がさえて寝られませんでした。4月には息子が大学の入学式をひかえ、無事に出席できるかとても不安でしたから、このことでかなりのストレスがかかっていたせいなのだろうと思っていました。しかし、発熱とのどの痛みがひいても治りません。さらに、仕事(デスクワーク)を再開してすぐにはっきりとした異変を感じることになりました。パソコンに向かうと頭がボーッとして脳が熱くふくらむような感覚のためにうまく考えることができず、極度の倦怠感で仕事にならないのです。それでもなんとか仕事を休まずに続けました。そのような状態で生活しているせいか、常に頭全体が網をかぶせたようなくもったような感じと、後頭部のピリピリ感があり、生活の中で記憶があいまいになることも多々ありました。もともと友人とよく会って話をしていたのですが、このような状態では考えて話をすることができませんし、そもそも気分があがらないため、完全に遠のいてしまいました。感覚的には頭脳の働きが通常の6割程度で、「なんとか生きている」という状態でした。ここに至ってはじめて、これは新型コロナ感染症の後遺症なのではないかという疑念をいだきました。このままではいけないと、いくつも病院をめぐり、様々な検査を受けましたがまったく異常はみつからず、かつ陰性だったために後遺症という診断もしてもらえませんでした。最後には心療内科をすすめられましたが、それは違うという実感があったため、別の方法を探すことにしました。そのなかで鍼灸がよいことを知り、実績のある吉岡鍼灸院を選びました。
ここまでたどり着くまでに、すでに発症から半年が経とうとしていました。その間に、次第に夜は寝られるようになり、倦怠感もかなり軽くなっていましたが、依然として6割程度の頭脳で生きているという感覚でした。吉岡先生の診察では、「症状と脈の状態からみて、週2回の治療をかさねて5~6回あたりでかなり軽くなると思います」とのことでした。「嗅覚や味覚の障害がないこと」「悪い中でも仕事もできていること」がそう判断できるおおきな要素だそうです(五感の障害は重症で、少なくとも3ヶ月~半年ほどは必要とのことです)。
初回の治療後、少し頭がスッキリして、もしかしたら言われた通りによくなるかもしれないと感じたので、通うのは大変ではありましたが、6回は続けてみることにしました。2回目は4日後でしたが、この間に早くも頭脳の働きが7~8割程度に感じ、仕事中に疲れてくると生あくびが出て頭脳の働きがなんとか保たれるという現象が起きるようになりました。3回目は3日後、疲れてくると感じる耳や鼻のつまり(金属様の音や臭いがよぎる)の頻度が減ってきました。4回目は3日後、この頃には起床時の頭がスッキリして仕事にスッといけるようになっていましたし、友人と会いたいと思うようになり、しっかり話すことこともできて、久々に楽しいと思えました。このため、治療の間隔を1週間にすることになりました。間隔があくことに少し不安はありましたが、5回目には頭脳の働きは9割程度にまで回復し、疲れても頭脳には影響がなく、生あくびもなくなり、耳や鼻のつまりもほとんどなくなりました。6回目には、仕事を頑張れるせいか、その疲労感が強い具合で、先生の言葉通りよくなっていました。私としてはもう終わりでよいと思ったのですが、念のためもう1回ということになりました。7回目には自分の中で完全に治ったと言える状態になっていましたので、卒業させていただくことにしました。
はじめての鍼灸治療でしたが、思っていたよりも効果を実感しました。そ
れ以上に、吉岡先生とのお話が私にはよかったです。これまで私の苦しさをきちんと聞いてくれた先生はいませんでしたから。初診から最後まで丁寧に話を聞いてくださり、終始、カウンセリングを受けているような感じでした。治療の時間は短くて、鍼はいつしているのかわからず、実感があるのは熱さを感じたら取る灸だけでしたから、治療だけではない効果もあったのではないかとさえ思っています。
ありがとうございました。

◆2022/11/09 70歳女性
■住所
戸塚区
■初診日・再診日
2003/02/07・2022/05/14
■主訴
コロナウイルスワクチン後遺症と思われる症状、それに伴う腰椎すべり症による腰痛の再発
■声
2月13日、コロナウイルスワクチン3回目の接種の3日後のことでした。それは、首のうしろの痒みを掻いた数秒後に左肩全体に起きた、経験したことのない激しい痛みではじまりました。神経という神経すべてに走るような痛み、その痛みのために数秒間は身動きがとれないのですが、治ってしまえばなんともありません。何回か繰り返すので、まずは皮膚科へ。「異常無し」と言われ、次は整形外科へ。4人目のドクターが「これは神経内科の分野ですね」と教えてくださり、横浜医療センターで検査を受けましたが、結果はやはり「異常無し」でした。症状が出てから1ヶ月半後、微熱がではじめ(PCR検査は陰性)、吐き気と眠気、体に走る激痛とヒリヒリ感で意識朦朧として、とうとう布団にくるまっての生活になってしまいました。3週間が過ぎた頃から薄いお茶なら飲めるようになり、少しずつ食べることもできるようになってきたのですが、筋肉の低下からか、40代に患った腰椎すべり症による腰痛が再発して(共立病院でレントゲンによる画像診断)、歩けなくなってしまいました。相変わらず体のあちこちにでる種類の違う痛みとヒリヒリ感と眠気と腰の痛みで、どこを頼ったらよいのか思案にくれ、思いついたのが20年ほど前に腱鞘炎を治してくださった吉岡先生でした。相談したらすぐに診てくださり、コロナウイルスワクチン後遺症と思われる症状には鍼灸で、腰椎すべり症による腰痛はカイロプラクティックでそれぞれ治療していくことになりました。
私の症状は相当にひどいものだったようで、最初の施術ペースは週に2回でした。玄関と外の道との間にあるわずか3段の階段ですら意を決して降りるような状態で、どこにでかけるのも夫の運転する車が頼りで不安でしたが、吉岡先生が「元の体に戻れるから安心してください」と言ってくださいました。
4週目からは全体に軽減がみられたことから週1回の施術になりました。1ヶ月半が過ぎたあたり(11回目の後)からは、左側肋骨を起点にした左半身全体に拡がるゾワゾワ感が起きなくなり、そのために数分間身動きができなくなることもなくなりました。さらに、ワクチンを打った後の左腕のシコリと、それにつながる左手中指のしつこい痛みも次第に消え、鍼灸の成果を感じられるようになりました。また、階段やキッチンでの家事、ちょっとした散歩などができるようにもなったりと、カイロの効果もはっきりとわかるようになりました。
施術を始めて約5ヶ月が経った今、起床時にストレッチをしなくては家事をはじめられなかったのが、サッと動くことができるようになりました。無理をして疲れると、体の表面の違和感と腰の痛みが現れることもありますが、以前のような激しい痛みや眠気を感じることはなく、すぐにおさまります。なによりも、痛みをまったく感じない時間がかなり多くなり、「秋には山歩きができるでしょう」という先生のお言葉通り、秋の山歩きを楽しむことができるようになりました。

左画像:腰椎第4番の前方すべり          右画像:腰椎第3番の側方すべり

 

◆2022/05/21 68歳女性
■住所
港南区
■初診日
2019/3
■主訴
片側顔面痙攣、めまい、頭痛、便秘、顎・腰・膝痛、健康維持(コロナ予防など)
■当院を知ったきっかけ
カイロプラクティックケアセンター 佐々木院長
■声
吉岡先生との出会いは、日ごろ腰が痛い、足が痛い時、すぐにお世話になっているカイロプラクティックケアセンターの佐々木先生にお勧めいただいたのがきっかけでした。
2017年にはじまった瞼の痙攣は、範囲がだんだんとひろがって頬までがピクッと上に動くようになり、人と話をしていてもピクピク動いたり1分ほど引き攣ったままになったりするので困り果てていました。食べる時や笑った時、就寝時には痙攣で勝手に頬がひきつれる感覚があり、無理やり枕に押し付けて眠ろうとしても眠れない日もありました。また、頬に何か張り付いているような感覚もありました。脳神経外科での診察結果は、片側顔面痙攣という病気で、顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣する進行性のものということがわかりました。手術するしか方法がないとのことで、大きな病院への紹介状や検査結果などをいただきました。しかし、ネットで検索すると、手術後に聴力障害やめまいが起きる可能性があるとのこと。もともとめまいを持病のように持っていますし、今回のMRI検査後もひどいめまいが起きて2~3日寝たきりになってしまったので、手術を受ける気にならないまま悩んでいました。
2019年9月、腰痛のために佐々木先生に診ていただく機会がありました。ふとおもって相談をしてみたところ、吉岡先生を紹介していただいたのです(この時は、吉岡先生はまだカイロケアセンターにはいませんでした)。鍼灸に対する知識はまったくありませんでしたが、WEBサイトを拝見して、吉岡先生の鍼灸にたいする真摯な姿勢に、診ていただこう!と思ったのでした。
詳しい診察の結果、痙攣が始まってからすでに1年以上経っていること、寝不足やストレスが一因となっていることから、週に一回の治療をかさね、年単位で治していくことになりました。言われたとおりすぐに効果は出ませんでしたが、痙攣以外の便秘や頭痛、めまい、膝や腰、顎の痛みなどその時にある症状すべてをお話をして、合わせて診ていただいているうちに、便通がよくなったり、頭痛の頻度が減っていきました。そうしているうちに、痙攣自体も波はあるものの徐々に快方に向かい頻度や度合い、継続時間も変わっていきました。2021年5月からは、時々ピクッと動く程度でほとんど気にならなくなったため、治療のペースを月2回に、8月からは月1回と、だんだんと間隔をあけていきました。そして、2022年5月、なんと気づけば痙攣が2ヶ月以上もありません。今では痙攣が完治して、人前で何の心配もなく笑顔で話せるようになりました。それだけでなく、吉岡先生に診ていただいてから一度も風邪をひいていません。そして、めまいも年に数回は寝込むほどだったのが、軽いものが1回あっただけ。体の免疫力も高まっているようで、吉岡先生が言うようにコロナの予防にもなっているのではないかと思っています。
そんなことで、今では月に1回、体調維持のために鍼灸をお願いしています。
吉岡先生に出会えたことは、本当に幸運だったと思っています。ご紹介くださった佐々木先生にも心から感謝しています。

◆2022/05/16 32歳女性
■住所
緑区
■初診日
2022/3
■主訴
新型コロナ感染症の後遺症(倦怠感、頭痛〔ブレインフォグ〕、吐き気、食欲不振、極度の精神的な落ち込み)
■当院を知ったきっかけ
母親の紹介
■声
コロナのオミクロン株にかかり、自宅療養を終えてから後遺症に悩まされていました。もともと体が弱いため、世間で言われているように、私も後遺症が大変かもしれないと予想していましたが、それ以上でした。
同時に発症した同僚の2人は翌日にはケロッとしているのに、私は違っていました。 2月末、急激に気管が痛みだし、それも経験したことのないはやさで悪化していったため、すぐにPCR検査をうけました。そうこうしているうちに疲労感も増し、3~4日目は38度台の発熱、5日目から5日間は味覚障害、7日目から7日間は咳と、目まぐるしく症状が変化していきました。
その後、だいぶ回復したなと思って仕事を始めたところ、数日で酷い倦怠感と頭痛(ブレインフォグ)、吐き気、体力のなさで、一日起きていることができず、、、。一度寝ないと動くことができませんでした。多少回復しても、仕事をするとすぐにダウンしてしまうので、疲れがどんどん溜まっていきました。朝から心身ともに疲れ切ってなかなか起きれず、吐き気のために食欲もなく、ただでさえ痩せているのにさらに痩せる一方で、ちっとも疲れが取れません。思うように生活ができないことに悩み、発症してからすでに1ヶ月が経とうとしていたこともあり、精神的にもかなり落ち込んでいました。
そんな折に、母から吉岡先生が「万一、コロナ後遺症があったら治療に来るように(あるいは往診する)」と言っていたと聞き、藁にもすがる思いでつらい体に鞭打って受けにいきました(電車とバスを乗り継いで1時間半はかかるので、なかなか行くことを決められず、移動がほんとうにキツかった)。
治療を受けた直後から頭がすっきりし、体が楽になる感覚があり、とてもうれしく思いました。効果は抜群で、1回受けただけで自分の体の中のバランスが整ったような感覚があり、治療を受けるごとにぐんぐん体が楽になっていきました。集中的に3回通うことで完治しました。
この間、後遺症に効くと言われている漢方や鼻うがい、BCAAなど色々試しましたが、私が一番効果を実感できたのは鍼灸治療でした。
吉岡先生の治療のおかげで早く仕事に復帰することができ、ほんとうに助かりました。お話も丁寧に聞いていただき、また治っていく過程が安心につながりました。
とても感謝しております、ありがとうございました!!
また定期的に通いたいと思います。

◆2022/03/21 53歳男性
■住所
戸塚区
■初診日
2021/12
■主訴
精神疲労(心が晴れず、常にモヤがかかり、出口の見えないトンネルの中にいるよう。日曜の夜に気分が一気に落ち込み、月曜の朝は吐き気を覚える)
■当院を知ったきっかけ
当院HP
■声
転職による環境や人間関係の変化で精神的に疲れ切ってしまい、思考力の低下や気持ちが晴れない日々が3年ほど続いていました。このままでは本当にまずいという自分の心の声を聞き、また家内のアドバイスもあり、たどり着いたのが鍼灸でした。一方、それまでいわゆる東洋医学に関心はあったのですが、鍼灸が痛みなど体の不調だけではなく、心の不調にどれほど効果があるのか懐疑的だったことも事実でした。しかし、本院のHPの内容を見て受診することにしました。
吉岡先生は、毎回、私の話をよく聞いてくださり、また私の思いつくままの質問にもできるだけ正確に分かりやすく伝えようという気持ちが感じられ、それが安心感にもつながりました。また、診察室内には図書館のように多くの中国の医学をはじめ、歴史、思想に関する書籍があり、基本からしっかりと学ばれていることもうかがえました。
さて、肝心の効果ですが、毎回、施術後に気持ちが穏やかに「上がる」感覚があり(うまく表現できませんが、興奮とも違う感覚です)、波はありましたが、回数を重ねるごとに心が少しずつ元気になっていくのを実感しました。週の途中で不安になることもありましたが、週末に通院できるという安心感も支えになったのかもしれません。
毎回の問診(思い当たる原因やその時点での私自身が自覚している症状や置かれている状況など)と脈診による診断により、吉岡先生からは「(私の場合は)3か月ほどでよくなります」ということでしたが、その言葉通りに心の疲れが明らかに改善したと感じています。
鍼灸は自身がよくなりたいという気持ちを後押しするそうです。この拙文が私と同様の悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

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