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来院者から一言

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◆2006/11/09 4歳の男の子
・住所:戸塚区汲沢町
・来院のきっかけ:当院のHP
・初診日:2006/08
・主な症状:アトピー、便秘
・治療頻度:週2回
・経過、感想など
アトピーと便秘に悩む4歳の息子の母です。離乳食が始まったころから便秘に悩み、それと同時にアトピーも発症しました。アトピーは卵アレルギーとハウスダストがメインです。先生の鍼灸に通い始めて、まだ3ヶ月目です。2年ほど前に小児鍼の存在を知り、他院にて半年ほど鍼灸治療を続けておりましたが、半年たったころにアトピーの調子がよくなったことと、通院するには遠距離だったことを理由に、私の判断で中止してしまいました。今思えば、その時にやめず、少しでも鍼灸を続けていれば、今のように再発することもなかったのにと思います。半年がたってちょうど体のリズムも整い始めた矢先のことなので本当に失敗でした。その後、肌の調子は悪くなり、便秘もますますひどくなってしまいました。そんな最中にインターネットで先生のHPをみつけたのです。もう一度、鍼灸をしてこの子の苦痛を和らげてあげたいと考えました。アトピーの子を持つ親御さんはお分かりになると思いますが、夜中に何度も起きて掻くので、親子ともども眠れずに本当に苦しい日々が続きました。毎日、寝不足との戦いでした。それが、鍼灸をはじめて夜中に掻いて起きる事も減り、親子で熟睡できる日が多くなりました。また、皮膚の状態も去年の秋に比べたら、かさつかず調子も良いです。そして、なんと、なんと、あんなに頑固だった便秘も治療を始めてから浣腸を使わずに自然に出るようになってきたのです。以前は週に一回、薬の力をつかって出すしか出来なかったのですが、こんなに早い時期で改善されるなんて、夢のようです。とはいえ、今はまだ3~4日に一回の排便なので、毎日出るようになるまでは安心できないそうです。小児鍼と言うと、知らない方は 「エッ!!子供に鍼灸・・・?」なんて心配されますが、関西では当たり前のことのようです。鍼を刺すわけではなく、手や背中を鍼の先でさする感じなので、嫌がりもせず、むしろ気持ちがよいみたいでじっとしてます(こちらでは体を調えるために、脈を診て重要な手足に必ず鍼をするそうです)。お灸だって嫌がらずにやりますよ。私はこの鍼灸を始めてから、本当に精神的にも楽になりました。「少しずつではありますが、よくなりますよ」、とおっしゃって下さった先生を信頼し、実際にそれを目に見えて感じられるようになり、不安も少なくなったからだと思います。まだまだ、これからも体質改善に努め、愛する子供のために親がしてあげられることを続けたいと思います。春に幼稚園に入るときには、少しでもアトピーがよくなりますように・・・。先生、これからもよろしくお願いします。

 

◆2006/06/18 2歳の男の子
・住所:逗子
・来院のきっかけ:知人の紹介
・初診日:2004/09
・主な症状:アトピー、卵アレルギー
・治療頻度:週2回程度
・経過、感想など
現在、2歳8ヶ月の息子は、生後4ヶ月から卵アレルギーと診断され、母乳育児だったこともあり母子共に卵を断つ生活を始めましたが、それに反して肌は良くなるどころか悪化し、夏頃は最悪な状態でした。また、ステロイドも数日しか使っていないのにあっという間にリバウンドという結果を招き、恐ろしい思いをしました。

鍼灸を始める1ヶ月前に薬品ではない自然のものからできている保湿クリームを使い始め、またそれと同時にちょうどリバウンドも抜け出す時期にさしかかっていたようで(加えて季節が夏から秋に移行したこともその契機となったものと思われます。また、リバウンドは概ね2~3ヶ月で終わるようです[吉岡補記])、顏や首、お腹、背中、手、膝裏など部分的に湿疹が残る程度までによくなり、一安心しました。しかしながら、根本的な改善はされていないという不安もあり、また8月末にひいたカゼをこじらせ、喘息様の咳(特に夜がひどく、何度も目覚める)や頭の異様な汗が3週間経っても治る様子がなかったこともあり、1歳になる少し前から鍼灸を始めました。

当初は、幼く人見知りもあり泣いてばかりでしたが、終われば落ち着いた顔をしていたのが印象的でした。また、治療をはじめて特に驚いたことは、初回の治療後から顔色が良くなり頭の汗が止まるとともに、咳の回数やその深さが浅くなり、二回目の夜には、それまで寝かしつけないと眠りにつけなかった息子が一人で寝るようになったことです。咳やそれに伴う夜間の覚醒、頭の汗は、鍼灸で言うところの「風邪」の状態であるそうですが、これらはそれから一進一退を繰り返しながら一ヶ月もしないうちになくなっていきました。その他、赤みが取れた肌はピーク時からしたら改善されたものの、膝下などに湿疹が出たり、治った部分が黒ずんでいたりと、なかなかすぐに大きな変化は出ませんでした。それでも、根気よく続けた結果、1年もしないうちに気がつけば周りから羨ましがられる程の「赤ちゃん肌」になりました。
現在は、隔週で行っておりますが、今までたいした風邪も引くことなく親として病気で心配したことがないぐらい元気な日々です。

もちろん、鍼灸ばかりに依存をするのではなく、毎日の生活の中で食事や睡眠など自身でできることは気を配り、穏やかに過ごすよう心がけています(実は、治療もさることながら、日々の積み重ねが一番大切なのです[吉岡補記])。なにしろ、卵アレルギーですから(卵に限らず)食事には気を付けなければなりません(卵アレルギーもまた治療の対象ですが、皮膚の病気に比べてより時間がかかります。[吉岡補記])。一見、大変な感じもするのですが、結果的に体によいものばかりを食べるようになり、理想的な食生活になりました。精白された砂糖は体を冷やす、骨を溶かすとということを知って以来、おやつはお茶と乾パンに似たものだけにしていますが、本人は何の抵抗もなく食べています。親の目が届く間だけでも体によいものを食べさせたいと思っております。

当り前のように思っていた健康も、親となり子供の事で心配するようになってから感謝の気持ちに変わりました。息子の状態が最悪だった時期に、ちょうどアトピーを苦に無理心中を図ったというニュースがありました。「たかがアトピー」で、と驚くことの出来ない私がいました。その気持ちが分かる、と思った瞬間があったのでした。何をしても改善が見られず、世間からも非難され、どうしたらいいのだろうと思い悩み、子供の赤く爛れた寝顔を見て夢であったらいいのに、明日の朝には良くなっていないかな・・・と涙した事もあるのですが、不思議なことに今となってはその苦労も忘れられている幸せな自分がいます。子供の満面の笑みを見ると二度と戻りたくないと日々の生活を大事にしようと身が引き締まります。とは言え、先生と普通のことを話しているはずなのですが、いざ振り返ると反省する事も多々あります。年齢に関わらず、小さい子供であっても何か無茶な事をすれば体は反応しているのだとわかり、いつも目を配ってあげる必要があることを実感しております。何事においても依存したり任せるだけではなく、体と向き合い小さな事にも気付けるようになってきたように思います。

現在もなお、体質改善と心身の健やかな成長を目標に治療を続けております。

◆2006/06/12 26歳女性、主婦
・住所:横浜市港南区
・来院のきっかけ:当院のHP
・初診日:2005/02
・主な症状:逆子、背中の張り
・治療頻度:週2回程度
・経過、感想など
妊娠後期に入り、しばらくは正常位で落ち着いていた赤ちゃんが、また逆子になってしまいました。8ヶ月も過ぎていたので自然分娩は半ば諦め、それでも帝王切開が嫌で、藁をもすがる思いでインターネットで検索していたところ、鍼灸が逆子に効果がある、ということがわかり、最寄の吉岡鍼灸院さんに駆け込みました。「鍼灸は気長に、地道に」というように、私も即効性は期待していなかったのですが、一回目の施術後、それまで冷え切っていた足先が暖かくなったように感じ(逆子の原因の一つに「冷え」が言われています)、背中の張りがスッと抜けたのにはびっくりしました。針で刺すという痛みも全くなく、灸のジワっとした熱さだけをわずかに感じる程度だったのにも驚きでした。その後、逆子体操を続け、週2回程度の施術と何回かの妊婦検診を受け、そのたびにまだ逆子が治っていない、と一喜一憂する日々だったのですが、里帰り出産のために実家に帰る前日、最後の施術を受け、当日横浜での最後の妊婦検診を受けると、骨盤にがっちりお尻をはめていた我が子が、なんと横向きに動いていました。そこで、お腹の上から産婦人科の先生がクィクィっと赤ちゃんを回し、見事正常位に戻りました。その後また逆子に戻ることなく、自然分娩にて我が子を出産することができました。これだけで確実に逆子に鍼灸が効いたということはできないと思いますが、足先の冷えも、施術を重ねていくうちに格段に良くなり、逆にほてった感じになり、背中も本当に軽くなりました。なので、やはり逆子にも効果があったものと信じております。鍼灸を信じて救われた感でいっぱいです。吉岡先生、どうもありがとうございました。

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