❖待合室❖>使用する鍼・灸について

はじめての方に

〜当院のご案内〜

来院の注意点 治療の方針 治療の進め方 使用する鍼と灸
保険の適用 医療費控除 不妊治療 小児鍼
*Internet Exploreをお使いの方は、互換表示設定をしてください。

使用する鍼と灸

井上式長柄鍼(常用)
長さ一寸九分、鍼体一寸(30㎜)、鍼柄九分(27㎜)。太さかすみ(0.13㎜)。 管を用い鍼をトントンと打ち一気に皮下に弾入する管鍼(くだばり)はせず、刺手(鍼を持つ手)で直に持ち押手(ツボを探り、鍼を支える手)で皮膚表面の状態を診て刺入する、気を調えるための最も合理的な撚鍼(ひねりばり)という古来からの刺法を用います。病態によっては置鍼(刺したまま留置)する場合もありますが、ごく浅い鍼(皮膚に触れるだけの接触鍼が9割以上、わずかに数㎜刺入)を全身にしていくため、手の触れている感じがするだけです。

てい鍼(バネ式)
極端に消耗した場合や小児に用います。接触するのみで、長柄鍼と同様に気を調えるための鍼です。

磁気鍼(補助的に使用)
長さ一寸、鍼体五分(15㎜)、鍼柄五分(15㎜)。太さ一番(0.16㎜)。動作をして関節やその周囲が痛む場合などに用いる時があります。

その他(特殊鍼法)
磁気鍼の後に置き鍼として用いる皮内鍼のほか、灸頭鍼なども必要に応じて用います。

知熱灸
熱さを感じたら取るお灸。基本的な用法は、診断にもとづいて選んだお腹・肩・背中・腰の数カ所への施灸です(上の写真を参照)。そのほかにも用途が広く、身体各部の硬い場所や、動作により痛む箇所、捻挫などに用います。一箇所につき1回を限度とし、病状が深まるとともにその総数も減らしていきます(鍼も同様です)。

糸状灸(点灸)
文字通り、糸のように細く、多くは“特効穴”に用い、最後まで燃やすために、知熱灸に対して透熱灸ともいいます。このため、時に多少の熱感があったり、ごくまれに跡が残ることがありますが、数週間できれいに消えますので心配はいりません。当然、そうならないように施灸します。一箇所につき3~7回かさねてすえるのが基本です。小児の“ちりげの灸(小児鍼についてに詳述)”のほか 、例えば、小水の出が悪い(足が冷えたり・腰が痛む)・婦人科疾患があるなどといった場合に、有名な“三陰交”にお灸をすえます。知熱灸と同様に、非常にその用途が広く、よく用いる灸法です。ちなみに、糸状灸700壮ほどのもぐさで、やっと知熱灸1壮を作ることができます。

コメントは停止中です。