医する者は、病める者の依頼を受け治療にあたることを業とするが、でたらめな対処でないかぎり、結果責任を問われるいわれはどこにもないはずではないか。少なくとも病を得たその人は、その理由の如何を問わず、その責任を医する者に負わすことはできないはずである。医する者は、そうしたことを前提に、全力を尽くすのだろうが、それがひとたび崩れれば、もはや最善の治療などできようはずもない。
とはいえ、でたらめな対処もないわけではなく、結局のところ、不必要に関わり合うことを避けるのが双方にとって最善の道なのであろう・・・。そして、関わり合う時には、相応の覚悟を以てすべきである。
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