あの瞬間、ぼくの心は、体よりもはるかにおおきく揺り動かされた。
このままでは死ねない、ただ、それだけでいっぱいになっていた。
そして、気がついた。
大切な「何か」を、渇望していることに。
とても、はっきりと。