健康志向という病③

われわれは健康の回復維持をより安易な方法で済ませたいと欲し、それを満たす相応のものを飽くことなく用意し続けてきた。たとえそれが一時の気安めに過ぎないと知っていても、その刹那の慰みのために自らを欺きながら。そうしていつしかそれすらも忘れ、狂気じみていく、――いや、はなから忘れてしまって、とうに半狂乱に陥っているのではないか。

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