グリコーリイは彼(スメルヂャコフ)に読み書きを教えていたが、少年が十三になったとき神代史の講義を始めた。しかし、この試みはすぐに駄目になった。まだやっと二度目か三度目の授業の時、少年は突然にたりと笑った。・・・
「なんでもありませんよ。神様が世界をお創りになったのは初めての日でしょう、それにお日様やお月様が出来たのは四日目じゃありませんか。一たいはじめての日には、どこから光が射したんだろう?」
『カラマーゾフの兄弟』第三篇第六より
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